「おなかいっぱいの開幕戦」13-14J1 セレッソvsアルビ生観戦
セレッソvsアルビ終わり。試合はセレッソが1-0で辛勝。今季初勝利、タックミーのセンスあるプレー、そしてジーニアスの決勝点と見たいものがほとんど詰まった、もうお腹いっぱいの開幕戦。ごちそうさまでした。
ただ内容的にはにが〜いカンジ。クルピはパスをつないでゲームを作りたいんだろうけど、この日シンプとコンビを組んだ横山は足元が拙くて安心してボールを預けられず、結局サイドハーフとサイドバックの連携で崩すしかない展開は昨季と同じ。そこも上手く絞られて、滅多に突破することが出来ない。
しかも前から積極的にプレスをかけられ、面白いように組み立ての時点でボールを奪われた。それでも失点がゼロで済んだのはアルビのおかげ。コッチが引いてしまうくらい決定機を外していただいた。神様仏様新潟様。あんなのちょっとうまいブラジル人選手のいるチームだったら、3,4失点ぐらいしていただろう。
繋ぎたいのに中盤はガラ空きで前に選手が固まってるし、酒本は相変わらず酒本だし、茂庭は今季も面白いようにぶっちぎられるしで、去年の問題点が全く改善できてない。しかし茂庭はともかく、酒本と前線の問題は新井場と楠神で何とかなるのかも。この日は楠神がなぜかベンチ外で右は螢が担当していた。
後半から業を煮やしたジーニアスらがリスキーな縦パスを狙い出してからようやくチャンスらしいチャンスが生まれるようになった。やっぱりセレッソの強みは縦に速い攻撃にこそあると思う。せっかくそれが出来る技術を持った選手がいるんだからもったいない話。そしてその流れの中でジーニアスの先制点。
新ブラジル人のエジノは今日何もしていなかった。2年連続でハズレくじを引いたような雰囲気を漂わせてはいるが、まだ結論を出すのは早いだろう。ジーニアスはずっと前に張ってたけど、今日のような試合ならもっと降りてきてボールに触ってもバチは当たらないはず。
タックミーの個人技は状況を打開できる破壊力。常に勝負を仕掛ける意識がいいね。これで18歳ってんだから近頃の若者はやっぱり怖い。そして素晴らしい育成組織のおかげでそんな若者に恵まれるセレソニスタは本当にしあわせものだ。
とまあそんなカンジな開幕戦。今日アルビ様には本当によく助けられた。終わり良ければすべて良し。この言葉がピッタリ当てはまる試合。この試合を見る限りでは、今季も厳しいシーズンになりそうだが、新戦力もエジノぐらいしかお披露目されてないし、まぁここは素直に次のキンチョウを期待しておこう。