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カキナクルー

観た試合の感想なんかをテキトー勝手に書き殴ります

セレッソをむしばむ病

今日はなんというか、セレッソの闇を存分に味わった1日だった。これまではリカルドと大熊が悪いと思ってたけど、やっぱり原因はそこだけにはないことを思い知らされたというか、2年前に降格した時からセレッソをむしばむ「なんだかんだできっと全部うまくいく」病が全然治ってないと再認識した。
そう思うのは試合内容だけじゃない。3万人集客イベントの結果にその症状が顕著に出ていると思う。なぜだか分かんないけど、このタイミングで去年のプレーオフの2万9千人を越える観客を集めようとか言い出して、ネットとか駅とかでいろいろ宣伝してはみたものの、結局集まったのは1万8千人だけ。
何をもって普段1万人強しか集まらないところを、ちょっと頑張れば3倍もの人を呼べるだろうと考えたのか。結果、2万人すら埋められず赤っ恥をさらすことになってしまっtq。でも、それも仕方のないことなのかもしれない。セレッソは「なんだかんだできっと全然うまくいく」病にかかっているのだから。

この病気が始まったのは2年前からだ。
当時セレッソは目標としてJ1優勝を掲げた。それだけに飽き足らず、スタイルにもこだわろうと「史上最攻」をスローガンにした。フォルランを連れてきた。気構えと市場戦略は十二分。でも、結果はご存知の通り。
攻撃的とは言い難いポポビッチを監督にし、フォルランからは全盛期の輝きは感じられず、ポポビッチが極端な守備をしたらすぐさま更迭。さらに攻撃的なサッカーを志向するのはいいけれど、その間も白星を失い続け、あれよあれよとJ2降格。攻撃的サッカーってそうまでして追い求めるものなんですか?
降格してからも、楽観的なセレッソの症状は改善をみせない。
フォルランカカウは引き続きいるし、アウトゥオリや玉田、橋下などなどJリーグで経験豊富な選手もとったし、絶対に1年で昇格だ!と意気込むものの、整えたのは外側だけ。一向に結果が出ないのにフロントは盲目的にアウトゥオリを信用し、最終節直前まで動こうとはしなかった。選手たちも口では昇格昇格言うけれど、ピッチ上ではその意思を見せてくれない。ダイエットの準備をしただけで、した気になってる主婦のごとく、昇格だ昇格だというだけで、自分たちは昇格できるんだと勘違いしてしまっていた。「なんだかんだできっと全部うまくいく」病は治る見込みのないまま、2年が過ぎてしまった。

そして今季。
去年の二の轍は踏まない、柿谷と健勇を呼び戻した、山村や松田もとった、外人3人とって層を厚くした、戦力の流出も最小限に抑えた、陣容はJ2でもピカイチ、これで準備は万端だ、今年こそは昇格だ、と。もう、この時点で昇格できたもんだと思い込んでしまってる。チームもファンも。
でも、実際は違うのよ。昇格に必要なのは勝利なのよ。選手をどれだけ整えたって勝たなきゃ昇格はできないの。
でも、それがセレッソには分からない。
今日は開始10分で先制した。なんだ、やっぱうまくいくじゃん、と、重い病を抱える選手たちの心には、ここで甘えが生じてしまう。プレーのひとつひとつにブレーキがかかり、追加点が奪えない。相手にも押し込まれてしまう。そうするうちに敵には自信が生まれ、思い切りのいいプレーを許し、結果逆転を許してしまった。
何が腹立つかって、その後のセレッソの選手のプレーがいいことだ。
柿谷なんか前線でしきりに声を出し、逆転しようと躍起だ。なぜ、それが先制点を奪ったとにできないのか。なぜ、追い込まれてからでしか本気を出さないのか。なぜ気持ちを前面に出して追加点を取りにいこうとしないのか。その甘さ、青さに無性に腹がたつ。もちろん柿谷だけじゃない。でも、仕方ないんだろう。病気なんだから。

3万人集めると言っときながら1万8千人しか集められない運営。9試合も勝利がないクラブ相手に、いい時間帯に先制しながら、ずるずると時間を無駄にし、調子に乗らせ逆転勝利を許したセレッソの選手たち。甘い、甘すぎる。というか、なめてる。Jリーグを。世の中を。
「なんだかんだできっと全部うまくいく」と思っていたのかもしれないけど、世の中そんなに甘くはない。それはこれまで辛い経験をしてきた自分たちが1番よく知ってるはずじゃないか。でも、気づけないだろうな。病気だから。セレッソをむしばむこの重い重い病気を治せる名医の方をお待ちしております。