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カキナクルー

観た試合の感想なんかをテキトー勝手に書き殴ります

「ガンバというライバル」 2014 J1 第12節 ガンバ大阪vs徳島ヴォルティス

ガンバvs徳島録画観戦。ガンバは宇佐美が今季初スタメン。宇佐美が怪我から復帰したことで、もう遠藤がFWでプレーする姿を観なくて済むというのはそれだけで幸せなことだろう。ボランチは今野と遠藤。右に大森、左に二川。中盤の3人が30オーバー、おなじみのメンツというガンバらしい布陣。

徳島はスタメンを大幅入れ替え。主力として活躍していたFWの高崎と左MFの大崎はベンチにも名前が見当たらない。前線はドグラスとダーツーこと津田のおなじみ2トップ。Wボランチハマタケと斎藤から小島、窪田に変わり、右に花井、左に衛藤。SBは左に李、右に小暮。バックスは藤原と橋内だ。

仙台戦に比べれば特に中盤に若い選手が多くて、見たかった徳島はこっちの方なんだけど、ガンバ相手に昨今結果に結びつつあったメンツをガラリと代えてくるとは小林さんもなかなか思い切ったことをする。甲府戦で初勝利の原動力となった3バックも踏襲しないし。

試合は、もちろんガンバがボールを繋ぎながら攻め、徳島は守りを固めて待ち受けるという、想像通りの戦い。ただ、徳島はドン引きして守備ブロックを作るのではなく、守備ラインを設定して中盤と連携しながらボールを奪おうとしていた。

ガンバ相手に好きなようにシュートを撃たせて弾き続けようとしたんでは、たとえ今季ビッグセーブを連発してる長谷川でも、90分はとても持たないと判断したんだろう。

さすがにもうJ1の場で守り慣れてきたのか、徳島の守備の集中力はなかなか高く、パス交換で中央突破を狙ってくるガンバをなんとか弾き返し、シュートまで持って行かれても守護神・長谷川様の好セーブで難を逃れるシーンが続いた。

あとはカウンターでゴールを奪うだけだけど、当然簡単にはいかない。ボランチ小島のパスから衛藤の飛び出しという関係で実はチャンスは少なくないけど、それでも2トップが決めきれない。これまでは高崎のポストプレーで中盤の攻撃参加を引き出して良い形を作れてたけど、なぜか彼はここにはいない。

それでもまぁ90分の間でなんとか1点を取れれば、という戦い方だからある程度は仕方ない。だから勝ち点3を取るためには守り切らなきゃいんだけど、やはりガンバは甘くはなかった。37分、左サイドを二川、今野、藤春のパス交換から崩されて、グラウンダーの折り返しを宇佐美が流し込んで1-0。

この得点シーン以外でもパス交換から藤春に縦に抜かれてピンチを招くシーンはままあった。ドン引きして守備ブロックを作るんじゃなく、ラインを設定して守ろうという意図は理解できるけど、そうするとこういう崩しに対処出来ないジレンマ。あいにくガンバには裏を通すパスが出せる選手がたくさんいる。

後半からは右SBの小暮に代えて左SBのアレックスを投入、李が右へ。確かに右サイドはやられていたけど、小暮に責任を背負わすのは少し酷。でも手を打つのはここしかないか、という采配。

ガンバが後半に入り少し攻撃の手をゆるめ、徳島がボールをキープして攻め込む場面もみられるように。ガンバの守備もそう褒められたものじゃなく、ドグラスのポストから得点の匂いもしはじめた。

61分にはCKから橋内のヘディングがドンピシャで決まり、ゴールか!というシーンもあったけど、東口のビッグセーブにあい無念。ツキもない徳島ヴォルティス。このピンチで肝を冷やしたガンバはボールを持たすんじゃなく、持つことで時間をつぶすように。これで徳島の勝ち目がグッと減った。

徳島はダーツーに代えて佐々木、右MFの花井に代えて長身FWのジョンミンを投入。佐々木が右に回り、ジョンミン、ドグラスの高さを生かす作戦に。しかし、これを上手くいかすことは出来ず。

逆にガンバはリンスに代わって入った倉田が左サイドでドリブルで勝負を仕掛け流れを呼び戻す活躍。そして75分、大森に代わり投入された阿部が右サイドのスローインから抜け出してゴールを決めてジ・エンド。ロスタイムには倉田が個人技で追加点を奪い、終わってみれば3-0。

カードの切り方でもガンバとの差を見せつけられた徳島。これが上位争いしているチームではなく残留争いのライバルというんだから絶望的だ。試合後、もっと前線の高い選手に当ててセカンドボールを拾う厚い攻撃を仕掛けたかったと悔やんだ小林さん。

実際、徳島の一番のストロングポイントはそこだと思う。ドグラス、ジョンミン、今日はいなかったが高崎という選手もいる。でも、じゃあ前線に精度の高いボールを供給出来るのは誰なのか、セカンドボールを上手く拾えるのは誰なのか、それを今探している段階だ。

今日もチャンスがないではなかった。そこを上手く決め、守備が集中して守り切り、長谷川がビッグセーブを連発してはじめて甲府戦のような に勝ち点がゲットできる。徳島ってそんなチームなんだな、と再認識させられた試合。効率良く得点出来る形が早く見つかればなぁ。それだけが唯一の希望。