カキナクルー

観た試合の感想なんかをテキトー勝手に書き殴ります

「収穫がなくもなかった日曜日」 リーガ12-13 サラゴサvsバルサ

サラゴサvsバルサ観了。優勝もほぼ決まって降格争いをしているサラゴサ相手とあらば早い話が一休み。ピケやブスケ、イニエスタらがお休みをもらう中、この日もフル出場するダニエル・アウベス。もはや人間扱いされてるのか不安になってくるが、特に問題もなくこなしてくれちゃうんだから仕方ない。

こんな日は普段プレー機会のない選手の発奮に期待したいが、その通りにチアゴとテージョが大爆発。特にチアゴはこれまで中盤でただパスを受けて捌くだけのプレーが目立ってたが、この日はバルサに欠けがちだった縦の動きを積極的に見せて、20分にはサンチェスとのワンツーから先制点も奪ってみせた。

テージョも負けじと裏をガンガン狙い、そこにチアゴからいい縦パスが供給されるいい関係。実際この2人のコンビで39分には追加点。後半8分にはテージョが右サイドを一人でぶっちぎり角度のないところから技ありシュートで3点目。このまま試合は終了。

特に危なげのない勝利にちょっと拍子抜け。この日はバルトラとアドリアーノが先発だったのに完封できてしまうとか、もうこれはサラゴサが不甲斐ない。残留争いをしているのに、その意地を見せることもなく、そらバルサが簡単に優勝してしまうわけだし、ここ数年のリーガの物足りなさの根本でもある。

マジョルカ戦に続き、この日もアビダルが途中出場。これにはラ・ロマレダもスタンディングオベーション。ドリブルで持ち上がる場面もあり、調子は上々のご様子。今季は無理せずこんなカンジで感覚を取り戻していくのかしら。

若手の活躍という収穫もあったけど相手は17位。今バルサが必要としているのはやっぱり大一番での一発で。そういう意味では同じような世代でもペドロは頭一つ抜けてる。チアゴもテージョも強豪相手だと途端に沈黙しちゃうから、そういう試合でもこの日のようなプレーが拝める日がくることを祈りつつ。