カキナクルー

観た試合の感想なんかをテキトー勝手に書き殴ります

「これ以上ない一日」 リーガ12-13 バルサvsマジョルカ

バルサvsマジョルカ観了。メッシが怪我でいないバルサはセスクが先発。そしてそのセスクが大爆発。20分、サンチェスとのワンツーで抜け出したセスクが流しこんで1-0。22分にはイニエスタのパスを受けたセスクが切り込んでシュート、これはGKに弾かれるもののサンチェスが押し込んで2-0。

37分、これまたサンチェスとのワンツーでエリア内に侵入したセスクが左隅狙い澄まして3-0。2分後、中央付近でボールを持ったセスクが裏へ抜け出したサンチェスにロングパス、これが通りあとは流し込むだけ4-0。仕上げは後半1分、イニエスタのスルーパスを受けてそのままシュートで5-0。

5点全部に絡む活躍でセスクが見事復活。やっぱり鍵はファルソヌエベ。これまで中盤やウイングで使われてどこか鈍り気味だったセスク。それがこの日はバイタルからひょこひょこエリア内に入り込み、縦への動きの中でボールをもらってゴールに繋げる、あの敵がいなかった時代のバルサの動き。

メッシ不在のピンチをセスク復活のチャンスに変えてしまうんだからバルサは恐ろしい。ただもちろんメッシが帰ってきたらどうすんのって疑問はあるけど、そこはビラノバに任せよう。アウベスが一人で右サイド全部カバーしちゃうんだから、真ん中に2人いたって問題はないでしょうに。

実はここ3年メッシ不在の14試合は13勝1分というデータもあるらしい。もちろんこれはメッシ休ませても勝てるって判断された相手の成績と割り引いて見る必要があるけれど。実際この日のマジョルカも相当悪かった。相手に助けられた所もあるけど、この日の縦への動きの感触はCLまでとっときたい。

この日のもう一つの大きなニュースといえばアビダルの復帰。ウォーミングアップを始めただけで沸き起こる拍手。ピッチに送り込まれる時はスタンディングオベーションで迎えるカンプ・ノウ。どうしても鼻をすすらずにはいられない。こういう時バルセロニスタで良かったな、と心底思う。

ユニフォームの下のメッセージは臓器を提供したおいにむけてだそう。そんなアビダルは無難にプレーし、PSGでのスタメンもあるかも。まぁ出なくたって復帰してくれただけでバルサには大朗報。5-0という結果もそうだしこれ以上ない良い雰囲気でバルサは2日後イブラ様と愉快な仲間たちを迎え撃つ。

もう一つ見所があったとすればデウロフェウ君が今季リーガ初出場。Youtubeの中ではとんでもない足技でDFを翻弄してる彼だけど、カンプノウのピッチでは相変わらずパリッとしない。もちろんまだ若いってのもあるけれど、もう少し勝負する意識を身につけなくては。

特にこの日は5点リードで絶好のチャンスだったわけだし。リスクを考えずにプレーできるチャンスなのに、バックパス等安全なプレーを選びがちなデウロフェウ君はメッシ2世と呼ぶにはまだまだ早そうだ。意識が変わるだけで大分化けると思うんだけど、まぁ焦らずコーチ陣の適切な教育を期待しよう。