カキナクルー

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「マイペースなノーテンキ」 CL12-13 マドリvsガラタサライながら観

マドリvsガラタサライながら観。他の3戦に比べ明らかに始まる前から勝敗が決まってそうな一戦。テリムには圧倒的戦力差を覆す奇策でも披露してほしいもんだけど、始まってみればアウェイというのにいつものようにパスを回していつものようにフットボールしている。

あの御大でも対マドリー用の策を練りに練ってスペースとかめっちゃ消したのに、ガラタサライクリロナさん、どうぞ走り込んでくださいと言わんばかりに広大なスペースが広がっている。えっ!?っと見ているこちらが当惑している間に、じゃあ遠慮なくとクリロナがカウンターでまずは1点。

その後もクロスからベンゼマさんが押し込んで2点目を取り、あまりにも予想通りの展開。マドリ相手に守りきるのは諦めてアウェーゴールを取りに行く作戦かとも思ったが、特別な何かをやってるわけでなく、ただスナイデルドログバ等々選手の質はいいから、ゴールに迫れることは迫れる。

ただマドリもマドリで守備が固いからゴールは奪えない。そうこうしているうちにスナイデルが負傷交代して、ガラタサライの悪夢は続く。ただ当のチームにはあまり悲壮感はなく、よく言えばマイペース、悪くいえばノーテンキにフットボールを続けている。

そんなゆるい空気にマドリも飲まれてかチャンスは山ほどあるのに、追加点を奪えない。ノックラウンド方式の試合であることが疑われるほどの緊張感のなさに、やっぱトルコって非欧州的というかオリエンタルだよなぁってつくづく思う。試合は途中交代で入ったイグアインがFKを頭で押し込んで3-0。

これもビックリするぐらいマークがゆるかった。試合はそのまま終了。モウさんの「ものたりねぇ」という心の声が聞こえてきそうだった一戦。ただガラタサライ的には、あのゆるさで3失点は上出来だったと思うし、無理すればゆるい雰囲気にもワザと持ち込んで3失点だけで済ませたように見えなくもない。

テリムと言えば思い出すのはユーロ08のミラクルトルコ。あの時も全く勝てそうにない雰囲気なのに終盤あれよあれよと点を取り、ありえない敵のミスにも助けられて、数々も逆転劇を演じてくれた。トルコってどこか理屈が通じないようなエキゾチックな雰囲気があるし、次のホームであの奇跡をもう一度。