カキナクルー

観た試合の感想なんかをテキトー勝手に書き殴ります

「若さ」 プレミア12-13 スパーズvsフルアムながら観

スパーズvsフルアムながら観。つい先週まで1月以降負けなしを誇っていたスパーズがリバポーに敗れインテルに敗れ、そしてフルアムにも1-0で敗れるという試合。チームとして悪くはなく一応やりたいことは出来てんのに、疲れとか運のなさとか色々と相まって結果が出ないっていうのはよくある話だ。

この試合なんてその典型例で、そんな中でも無理やり勝ち点を確保出来ないのがよく言われるスパーズの若さの一端なのかもな。フルアムは何か特別なことをやってきたわけでもなかった。アウェーチームらしく適度に引いて、ベルバトフやデジャガの個人技でカウンターを狙うっていう。

そういやこの日は久々にベル様をたっぷり拝めた。相変わらず優雅でいらっしゃる。ベル様がタッチするたびに周りにバラが咲いてるような錯覚を覚えてしまうのは内緒の話だ。この日もたまに素晴らしいパスでチャンスを演出し、たまにいい感じでボールをもらいシュートを放つ。

この日唯一のゴールもクロスに合わせたベル様のナイスタッチ。この人のプレーはもうパスとかシュートとかじゃなく、全部タッチって言葉で表現したくなるよね!ってベル様の話になるとどうも熱い気持ちが抑えられない。昨夏、密かに香川ではなくベル様のトップ下に期待してたってのも内緒の話だ。

そんなベル様だが新天地ではユナイテッドほどのチームメイトにも恵まれず輝く場面は限られてるけど、でもこの人にはこれぐらいのペースが合ってるのかも。だから結局御大とは元々全く相性の合わない人だったんだなぁとつくづく思う。今はコンスタントに試合にも出てるようだしこれでよかったんだろう。

話を戻して。試合を優位に進めるものの先制を奪われたスパーズだけど、デフォーやら怪我から復帰のデンプシーやらを投入しても一向に状況は覆らない。気になるのは怪物ベイル。この日はサイドに流れてプレーすることが多く、エリア内でプレーする機会はあまりなかった。もったいない。

最近ではクリロナばりの高い打点ヘディングも身につけてきたとこなのに。一番ゴールを奪える人は一番ゴールに近い場所でプレーさせないと。高速カウンターが防がれた場合のベイルの有効な使い方もまだまだ模索中な感のあるビラボアスパーズ。とどのつまり、やっぱりまだ成長過程のチームということだ。

そんなスパーズがCL出場権をかけて残り8試合をどう戦うか。ガナーズとの勝ち点差はこれで4。しかもスパーズは消化試合が1つ多い。後ろからはエヴァートンも迫ってきている。俄然おもしろくなってまいりました。

そういえばこの日怪我したデンベレに代わって、トム・キャロル君という20歳の若い子がプレー。まだまだ腰が引けてるけど、でもキラキラしているものは持ってた様子で、地味に今後も見て行きたい選手。スパーズユース出身で大成したっぽい人あんまいないみたいだけど、なんとか輝けキャロル君。