カキナクルー

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「ビジャ復調のその影で」リーガ12-13 バルサvsラージョ

バルサvsラージョ観了。今日も今日とてメッシがゴラッソを決めて3-1の勝利。これでリーガ18試合連続ゴール。まぁ正直もうリーガの中小クラブにはどうやっても止められない存在になってしまったよね…特にラージョはアウェーなのにDFラインを高く攻撃的に来たから、まぁ裏を取るのはたやすい。

一体どうやってメッシを止めるつもりだったのか、それを諦めたのなら一体どうやってメッシよりも多くのゴールを取るつもりだったのか、こんこんとへメスに問い詰めたいが、メッシの異常な記録な裏にはリーガの監督のバルサに対する無策というか無気力が少なからず影響しているよな、と再認識した試合。

この日はビジャとサンチェスが先発で、先週のデポル戦とは対象的にビジャが躍動。メッシにゴールをもらったり、逆にプレゼントしてあげたりとイチャイチャぶりを披露。メッシ様に気に入られたビジャは今後も出番が増えそうだが、それを遠くでうらやましそうに見つめているサンチェスがまた趣深い。

そのサンチェスもプレーが悪かったわけでもなく、この2人ぐらいのレベルになると出場機会を与えればしっかり活躍する。昨季からカンテラーノにこだわり過ぎて伸び止まった感のあるバルサだけどメッシ級の選手なんてそうそう出てくるわけもなく、外からのスペシャルな力も上手く活用する姿勢も重要だ。

ビジャとサンチェスが復調する影で調子を落とすのがセスク。チャビが怪我でこの日は本来のポジションであるセントラルハーフでプレーしたけど、動きは相変わらずにぶく、チャビとイニエスタのポジションを脅かすにはまだまだ至らない。かといってウイングには先の2人がいるし、居場所が消えつつある。

そもそもガナーズから獲得した時にセスクのポジションはあるのか、という議論はあった。それにファルソヌエベという見事な解答を用意したペップ。しかし後任のティトにそういうアイデアがあるのかは疑問。もちろんセスクも激しいポジション争いは覚悟してただろうけど、それで今のプレーは物足りない。

セスク、ビジャ、サンチェスの3人に、夏には新戦力も加わるかもしれないし、手に余る食材をどのように料理するか真価の問われる来週から復帰予定のティト・ビラノバ。3-1と見慣れたバルサの快勝劇だけど、その裏ではいろんな問題が現在進行形で進んでいる。