カキナクルー

観た試合の感想なんかをテキトー勝手に書き殴ります

「リハビリゲーム」 リーガ12-13 バルサvsデポル

バルサvsデポル観了。相手は最下位、ミッドウィークにはミラン戦とくりゃどうみてもここはお休みどころ。ということでメッシ、イニエスタらがベンチ待機で、この日は滅多に見られないビジャ、サンチェス、テージョのトリデンテ。これが2軍だってんだからバルサはやっぱりとんでもセレブだ。

長期の怪我から復帰後全盛期の姿が見せられず干され気味だったビジャ。しかし今バルサは絶不調で、控え組としては絶好のチャンス。デポル相手にいいとこ見せて、もいちどスタメンに返り咲きたいところだが、この日もあの日の決定力は欠片も見られず、外してばっかのシーンが続く。

全てが上手くいかなくてやけになっているようにも見えるビジャ。おそらく問題はメンタル面。こんなはずじゃなかったのに…そうした雰囲気が全身からあふれ出ている。ただそれはビジャに限ったことではなく、ソングやサンチェス、あのセスクからさえそんなにおいを感じるのはただの偶然ではないだろう。

これも過渡期だからなのか、普段は試合に出られない選手がこの日は多くプレーしてるから余計そう感じてしまう。そんな中一人らしさを見せたのがサンチェス。最下位相手に余裕を持ってボールに触り、メッシ先輩もいない中で、小気味良い足技なんかも見せたりしていつもより自由にプレーしている。

ウディネや代表でサンチェスが今目の前に。あの頃はボールを持てば誰も止められなかった。誰が何と言おうとサンチェスが主役。それがバルサに来てからは先輩に気を遣い引き立て役に回ってる印象。一時はカンテラ上がりのクエンカにポジションを奪われた。そんな姿が見たくてとったわけじゃあるまいに。

この日はそんな昔のこと思い出せたか、アウベスのクロスに合わせ先制点も奪ってみせた。一方サンチェスの復調とは対象的にいまだ輝きを取り戻せないビジャは後半16分にメッシと交代。ただまだバルセロニスタは諦めちゃいない。カンプノウにこだまするビジャマラベージャの大合唱。分かってるなぁ。

ところでメッシはただいまリーガ16試合連続ゴール中。スタメンから外れたことで地味にこの記録が途切れるピンチに陥っている。「ん?まぁ監督の判断だからいいけど?」と平静を装ってはいるが内心穏やかではなかったろう。ピッチに入った途端牙を向いてデポルゴールに襲いかかる。

ただ、リーガ最多失点のデポルだがバルベルデ監督就任以降はよく守る。今日もサイドは破られるものの最後の最後でバルサのシュートを止めまくる。数の力で壁を作りメッシにも楽にシュートを蹴らせない。さすがのメッシの変態記録もここで終わりかと思った後半43分ワンツーで抜け出しループでゴール。

もうここまでくると笑いしか出てこない。スゴイとかもうそんなのを飛び越えてホントもう変態的。これでリーガ17試合連続ゴール。途中出場でも決めちゃうんだからホンモノだ。ちなみにアシストはサンチェス。ミラン戦での大逆転劇に向け、なかなかの収穫を得て勝利することができた。