カキナクルー

観た試合の感想なんかをテキトー勝手に書き殴ります

「つかの間の夢」 CL12-13 ドルトムントvsドネツクながら観

ドルトムントvsドネツクながら観。アウェーゴールを2つ奪っていたドルトムントがホームで気持ち良くボールを保持する立ち上がり。ドネツクの狙いもカウンターだから両者納得の展開。ただ、最低でも1点取らなきゃ勝ち上がれない状況なのにドネツクのカウンターに迫力が欠けてペースはドルトムント

結局今のドネツクを眺める時どうしたって「ウィリアンがいればなぁ」という思いが頭から離れないからいろいろと損だ。代わりに獲得したタイソンも大きいのは名前だけで完全に力不足。そんなドネツクを終始ドルトムントが攻めたてCKとカウンターで前半だけで2点奪い、試合はもう終了ムード。

「あぁ、結局ウィリアンがいなきゃあっけなく終わるんだなぁ」なんて思っていたら、ここで出ましたルチェスクマジック。後半開始からタイソンに代えドグラス・コスタを入れると、この人がドルトムントDFをちぎりにちぎっていきなり得点のにおいがしはじめた。なんだいるじゃ、ウィリアンの代わり。

ドグラス・コスタは自分で突破が出来れば周りも使える。ドグラスの活躍につられ周りの選手も輝き始め、ドルトムントも完全に予想外な敵の覚醒に焦り浮き足立っている。こりゃドネツクが1点でも入れると全く試合は分からなくなる。さぁさぁ面白くなってまいりました。

なんて思っていたら、後半14分なんてことないギュンドアンミドルシュートをビヤトフがまさかのファンブル。これにクーバが抜け目なく詰めて3点目。これで試合は完全に終わった。ハーフタイムにかけたルチェスクに魔法も目の覚めるようなポカであっけなく溶けてしまった。

後半開始直後からのあの夢のような時間帯は一体なんだったんだろう。結局そのままあとは驚くぐらいに何も起きず試合は終了した。終わってみれば死のグループを首位通過したドルトムントが完全勝利でベスト8。ウィリアンのいないシャフタール・ドネツクは大方の予想通りベスト16で散ってしまった。

ウィリアンといいドグラスといい他にもおっと思わせる才能が揃うドネツクって一体何者?と思っていたらオーナーがあのアブラモビッチを超える大富豪だとか。そら強くなるはずだわ。CLぐらいでしかこの面白いタレントを見れないってのがあれだけど、今後うけいれていかなきゃいけない現実だろうなぁ。